ノーフォールト(下) 岡井崇

上巻ではお産で母親が亡くなり、親族に訴えられるとこまででした。

下巻で裁判に入り、一気にサスペンスの要素が出てきてハラハラドキドキして読めましたわーい(嬉しい顔)

医師の医療ミスではなく患者さんの死の原因が他にあった事を見つけた時はまるで探偵小説の真犯人を見つけた時のようでした〜しかしそれを証明出来なければ裁判で証拠として認められない、、、

この本はエンターテインメントとしてもよい思いますが、それ以上に医療の現状を伝えてるのがすばらしいexclamation×2

ちょっと本文から引用させてもらいます

「・・・私は先日、医療安全講習会に参加したが、弁護士の話を聞いてがっかりしたよ。“患者さんにはこういう話をしなさい、そうすれば訴えられない。カルテにはこう書きなさい、こんな事を書いてはいけません、カルテはいつでも開示されます。治療法は患者さんに選択させなさい、そうすれば訴えられる事が少なくなります”、そんな話は医療安全ではない。言うなれば訴訟安全だ。訴訟にならないように、そのための医療だ。・・・」

「我々の科にディフェンシブメディシンがあってはならない。治療法の選択にあたって、どうすれば訴えられないか、などと考えるのは医療を歪めるだけだ」

物語の中で医師が手術後に今後のために反省点など書くシーンがありますが、確かに訴えられる事を前提に仕事してるとまじめに反省などしてられないし。事なかれ主義になってしまいますふらふら
これは医者の場合だけでなくあらゆる仕事でもそうかも知れませんね。
あっexclamation僕もそうだわ〜怒られるの嫌で適当に仕事やってるもうやだ〜(悲しい顔)

他にも色々良いことが書いてあったぴかぴか(新しい)
是非いろんな人に読んでもらいたい一冊ですわーい(嬉しい顔)


ノーフォールト(上) 岡井崇(ハヤカワ文庫JA)

ノーフォールト(下) 岡井崇(ハヤカワ文庫JA)





posted by totosi at 2009年11月24日23:56
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